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不便益と余白

新しいデザインの考え方を探索する研究会「不便益システム研究会」に参加しました。
第33回不便益システム研究会
日時:2021年123日() 16:00-18:00
今回の講演は、名古屋市立大学芸術工学部 影山友章先生の
不便益システムといのは、京都先端科学大学 川上浩司先生、東京大学 平岡敏洋先生が中心となって研究されているデザインの考え方で、「行き過ぎた便利さを見直して不便をうまくデザインすることで、便利さを保ちながら便利さで生じる害を改善したり、便利さでは得られない益を創出する」ことを目指す、最近メディアでも注目されている考え方です。駄具道で扱う雑貨は、基本的な機能において「不便益」の考えを反映するようにしています。
影山先生の講演は、以前から先生が研究されている「余白を活かすデザイン」の最新の成果についての発表で、4年前に伺ったころから大きく進歩していて大変刺激を受けました。
駄具道では雑貨をオブジェとして扱いますが、道具の「使わない」側面に注目するという意味では「余白」を重視したといえるのかも知れません。